Patrick Smith氏の作品は、その豊かな色彩とHDR風味の濃密な映像情報がその特徴なのですが、「HDRではない」とサイトにも公言?しています。 巧みなフィルターワークによって撮影されたRAWデータは、Capture One で一旦TIFFファイルに現像され、その後、Photoshop でJpegに変換され、サイトにアップされています。
http://www.flickr.com/photos/patrick-smith-photography/
と言うわけで、手元のRAWデータ「塩屋海岸」をCaptre One 5 で現像してみました。また、AEBしたjpeg画像をPhotomatixを用いて過激なセッティングでHDRi化したものをUPしてみます。
Patrick Smith氏の作品には遠く及びませんが、どちらかといえばHDR画像の方がより近い描写の様な感じになります。
これは、ハイライトが強すぎてシャドウが沈んでしまったRAWデータをCapture Oneでいくら補正しても限界があるということを示しているとおもわれます。
RAWデータを作る段階、つまり撮影時にハイライト部分をコントロールするフィルターワークが必要という事になるようです。
使用するフィルタはハーフグラデーションフィルタというもので、フィルタの概要はこちらのページが参考になるでしょう。