かんちょうせんのせんじょうかめらまん

かんちょうせんのせんじょうかめらまん

は、漢字仮名交じり文で表記すると、観潮船の船上カメラマン となるざます。
決して、戦場カメラマンがカンチョーしない のではありません、念為w
くだらなすぎて、スマソ w    最近スランプなもんで


このエントリの観潮船とは、鳴門の渦潮を見物する船の事です。
今回乗ったのは、鳴門観光汽船
【左】大型観潮船わんだーなると 【右】水中観潮船アクアエディ というお船。


「5D2でPV動画を撮ってきやがれ~」なミッションなんだけど、なにをかくそう船上で撮るのは初めて。
で、船は渦潮観光の船なわけで、観光客も居て、渦潮グルグルな海なのでベタ凪とは違うわけで、さらにPは、大潮で巨大渦潮期待の時合を狙ってスケジュールしているので、船はさぞかし揺れるものと予想。

なので、カメラサポートとして、三脚は意味なしというか邪魔なだけと思われ、たぶん最善のソリューションはステディーカムシステムにジャイロつけて・・・ってことだろうけど、持ってないしw、借りてないしw ってことで、とりあえず、現着しちゃったんで、まんま担ぐスタイルで行くことに・・・。
ってか、そもそも初日は船に乗るってのは聞いてないしw

で、まずは、船上での担ぎカメラがどのくらいダメダメなのかを見てみようじゃないのさっ、ていう自虐ネタってことで。。。

で、初日に乗ったのは、【左】大型観潮船わんだーなると というお船。大きい方ね。

我が?「鳴門観光汽船」のフラッグシップ、400人乗りの大型観潮船。オプション料金払って、二階デッキ&客室へ上がり、一般のお客さんの居ない快適な?状況に、一瞬喜んだ。これだけ大きけりゃどんな大潮な超巨大渦巻きグールグルでもびくともすることなく、安定した撮影の足場を提供してくれ・・・・なかったw

港の防波堤から出て、鳴門海峡に入った途端、様相は一変!!
え~、ヨーイング、ピッチング、ローリング、なんでもござれな、震度5弱!
さらには、へさきが砕く波しぶき、潮流に乗る方向の強風、潮流に逆らう方向でのエンジンの轟音。それに、複雑な潮流による進行方向の予想不可能な加速度G!
タイトル画像のようなスタイルだったんだけど、立っているだけでやっとの状態。ていうか、両手がふさがってるので、よろよろよたよたと、危なっかしいことこの上なし。まるで酔っ払いw。山手線よりは遥かに複雑かつ振幅の大きな揺れと、言っておこう。w
スタッフに体を捕まえてもらって、やっとやっとか、腰を手すりや壁に押し当てて、どうにか立ってる・・・といったテイタラク!w

じゃ座って撮っちゃえ、ってすると、渦潮写らず、意味なしw

それに、この半端ない強風。
こりゃ、Lycoteのジャマーでも厳しい状況かも。
幸いっちうか、今回PVなんで、音はノイズ程度で撮れてればリップシンクできるので、今回はショルダーの後ろに、フィールドミキサーは背負ってません。ってか、部品の到着が間に合いませなんだ。w
結果、前重もになって、手が離しにくい状況に置かれ、手すりに片手を・・・が、やりにくい。
生命の危機すら感じたのでしたw 大袈裟


初日に担いでたのが、このリグ。
まぁ、節操なく、あれこれ寄せ集めて、統一感全くなしな、無国籍状態。っつうか、日本製はカメラとステレオマイク(AT9941@Audio-technica)のみw

ベースプレートとZ-Finderは、ご存じZacuto謹製。
それに、Ginusのフォローフォーカスくっつけてます。

で、Zacutoのストライカーというキットリグを買ってきて、あれこれ組み合わせてるので、本来の銃座型の肩当てが、右手ハンドルに使われたりしてますw

で、肩パッドは、なんとなくZacutoの形が好きになれない、というか、三脚取り付け時の船が着かない形だったので、統一感崩れまくりのRedrock microの物を採用。
いずれ、この青いネジをZacuto Red にする日が来る・・・のか?w

リグのトップハンドルは、IDseriesという廉価版ブランド。
ベースプレートのロッドからトップまでワンピースで回り込むケージ型部品(150mmケージーベース@IDシリーズ)としては、シンプルなデザイン。材質や仕上げの精度は未知数だったけど、撮影までの日数が限られていたので、ばくち買い。w
が、このケージベース、案外(と言ってはIDseriesに失礼か?w)良い仕事してくれます。軽量だし、強度もソコソコあって、サイドホルダーとか付けると、ケーブルハーネスの固定なんかにも流用できるざます。

ただし、ココまで組み立てて、できあがった物は、単なる「前重のバランスの悪い担ぎカメラ」なんざます。
っつうか、クライアントを納得させるためのギミックともいえる、んじゃきにー!(いきなり高知弁w)

しかもぜよ、翌日は、要予約で全席指定券な、ちっさいほうの「【右】水中観潮船アクアエディ」での撮影が予定されちょるきに~!

ってことで、テンション下がりっぱなし・・・・う~~~どうする?

このままでは、危険があぶないきに~! しつこいw


ということで、翌日の、ほぼ潜水艦状態の船に対応すべく、バッサリ軽量化。

つか、はじめからこれで良かったんじゃねぇ??  な、一脚仕様。

撮るときは、ピン合わせて、一脚の取り付け部分をつまむ感覚で持って、人腕マーリン状態でカメラ空中浮遊な技。
片手が空くので、手すりなり、なんなり好きなところへつかまりやがれ、ってなことで、ヨロシコ。

結局これ、正解な風味でよかったぜよ。
移動の時は、まさかりみたいに肩に担げるし、脚伸ばして、俯瞰もどきもとれるし、まぁ、いろいろ遊べるし・・・ぜよ。

まぁ、でも、被写体様には、か・な・り、ご不安をお掛けしたようで。

あ~っと、タリーはありませ~ん。Qだしますんで・・・
一眼レフなんですけど、ちゃんと、ってか綺麗に動画も撮れますんで。はい、そこいらのVTRよりかは。
あ、返しのモニターですか? えと、持ってきてませ~ん。信号が分けられないんで。

いやぁ、すまんこってす ぜよ!w

 

船上では、まともなV撮れてないようなので、陸上でも普通に押さえておきました。

それにしても、【右】水中観潮船アクアエディ 君、かなり揺れ、凄かったなぁ・・・
スタッフ二人がマジ船酔いで、エチケット袋握りしめて、全然役に立たなかったぜよ。

実は、自分も船に弱い人なので、ブルーだったけど、カメラ担いでたら、全然大丈夫だった。

それって、乗船前のスーパードライ350mlが効いたのかなw

ていうか、船が揺れるからふらついたんじゃなくて、単に酔っぱらって千鳥足になってただけ?

えっ、そうだったの?w


2011_04_24 加筆、ていうか動画添付。 曇りでちょっと精彩のない絵ですが、揺れの具合をご覧あれ!
もっと、修行と諭吉も?が必要じゃきにー w

 

かんちょうせんのせんじょうかめらまん」への2件のフィードバック

  1. いやあ、お疲れさまでございました!
    戦場レポート期待していました。
    肩ノセはカッコ良くまとまってて、現場にあるだけで依頼主サマの気持ちを落ち着かせたことでしょう。自分も何度か座間味にクジラ撮りに海出て、いつか船上でばっちり撮れるシステムが構築出来たら動画で戻ってきてやるwと心に誓っていたクチなので、大いに参考になります。

    というか肩ノセダメですかー。なんだかんだ言って頭を水平に保とうとする人のジャイロシステムはすごくて三脚一脚よりそれしかないと思ってたんですが…。こうなるとDSLRヘッドマウントシス(ry

  2. コメント、ありがとうございます。

    船上(戦場?)で撮った動画を追加してみました。

    船の上だと、なかなかステディーに撮るのは難しいです。修行が足りないのかなw

     
    muuさん > 座間味にクジラ撮り

    沖縄ですかぁ、良いですねぇ。で、どのくらいの船で追うのでしょう。
    瀬戸内とは違って外海でしょうから揺れの f はゆっくりで振幅が大きそう ^^;

     

    muuさん > 肩ノセダメですかー

    下半身をある程度固定できれば良いのですが、船上で移動撮影のときや、咄嗟に何かに捕まりたくなった時に辛いカモ、でした。今回のリグではデジイチのモニターを見る仕様なので、デジイチ→肩パッド→何らかのカウンターバランス、と構成して肩パッドに重心を持って来れば、腕の負担を軽くできて片手保持OKとなる目論見だったのですが、部品到着が遅れて、デジイチ→肩パッド、で終わってるので、ちょっと準備不足でありました。w

    地上テストではフィールドミキサーを肩パットの後ろに吊るしてカウンターバランスにして、カモメ撮りで練習して、OKだったんですが、船上(戦場w)だと、きっちり固定しておかないと海に落としちゃいそうだったのと、音声録りは考えなくてよいので端折っています。

    B&Hの長期休暇が終わったら、プレート等々が到着しますんで、また組んでみたいと思っています。

     

    muuさん > こうなるとDSLRヘッドマウントシス

    GoProですかねぇ~、やっぱ。w
    5D2にこだわるとムチウチになりそう。www  でも、こだわってみます。

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