そもそもの疑問は
夕日が水平線に接してから沈んでしまうまで、何分かかるのでしょうか?
といものでありました。アハッ、どおでもいいような、よくないようなw
基本的蘊蓄としては、太陽がその見た目の直径分移動するのに何分かかるのか? というのがあって、
答は、128秒。約2分。
導き方は、こう。
太陽の見た目の視野角は約32分(32/60度)だそうな。
太陽は一日(24時間)で360度移動すると仮定すると、 24x60x60x32/(360×60)=128秒
意外と早く移動しているような・・・\(◎o◎)/!
道理でTimelapse撮影で日没を撮ると、なんか、アッちう間に水平線に吸い込まれて、なんか、こう、溜めのない画になっちゃうのもうなずけます。w
毎秒一コマのTimelapse撮影だと、こんな・・・w
早っ!( ´ ▽ ` )ノ
水平線で「だるまさん」になったと思ったら5~6秒ほどで沈みきってしまいます。
視界の良い日だと実際の水平線付近の海面が全反射状態になって、太陽や遠くの島などの反射が起こるので、太陽が雪だるまの様に見えるのだそうです。
ということなので、だるまさんの上下が繋がった(接した?)瞬間が日没の開始時間と考えられます。
そこから、太陽が完全に沈んでしまうまでの時間はどのくらいなのでしょう?
訊いてみると諸説があり、太陽1個分の移動時間の128秒と言う人や5分はかかるという人など様々。
というわけで、今一度「だるま夕日」が沈むところを撮って測ってみることに・・・。
で、撮ったのがこれ。
撮影場所は松山市の梅津寺海岸。日時は、2011年11月16日。
そう、あの「東京ラブストーリー」の最終回ロケ地。( ´ ▽ ` )ノ
で。かかった時間は、2分50秒。170秒 !?
太陽1個分の移動時間よりかなり長いけど、何故?
それはきっと、太陽が垂直に沈まず、この撮影場所(北緯33.87度)と、この時期(2011年11月16日)だとある一定の角度で海面に落ちるから、と思います。
黄道と水平線のなす角度が55度前後となるから?でしょうか。
Kashmir(カシミール)でちょっとシミュレートしてみましょう。
撮影の時に何かとお世話になるKashmir(カシミール)で、撮影地と日時の日没のシミュレート結果がこれ。
黄道と水平線の角度 θ は分度器で測ると56度でした。
で、垂直に移動すると仮定すると a の移動距離で、これは 128 秒 ですね。
計算したいのは、b の長さなので、ここは三角関数とかいうもののお世話になるのですね、そうですね?
確か、三角関数ってのはラジアンとかいう数値を入力するんだったので、
たぶん、b = 1/sin(π(56/180))*128 という式で良いはず、、、よね、、) ̄x ̄( 自信なし w
ほでも、この式、電卓では計算できないしなぁ・・・
と思ってたら、なんと、グーグルセンセイに、直接この式を入れると・・・・
154.395897
って答えた。
ん? でも、実測は170秒。ちょっと違うなぁ・・・
なんでだろ~、なんでだろ~、なぜだ、なんでだろ~♪♪(テツ&トモ=NHK専属?)
あ、NHKといえば、この日、すぐ隣で、NHKさんが夕日を中継録画してらっしゃいました。18時10分からのローカルニュースにつかうための中継録画だそうで、マイクロウエーブで局まで飛ばしての撮影だそうです。
だるま夕日を狙ってらしたようで、きっと綺麗に撮られた事と思います。
18時10分からのいよxイチという報道番組の天気予報の背景につかわれてた様です。
http://www.youtube.com/watch?v=fk-ESxlvDh0
こちらは、SMB_Network謹製 (o゚▽゚)o
蛇足な蘊蓄
海抜 3 mの高さから見える水平線までの距離は、約 6 km。 海抜 1.5 m だと、約 4.4 kmなんだそうです。
意外と近いですね~・・・(゜o゜;
お久しぶりです(^^;;
あと、時間が伸びる要素としては…
太陽の視直径が変化:
「地球が近日点を通過する時(1月初旬)には、視直径が32’32”となる」とか、
大気による屈折(太陽が扁平に見える件)とその付近の屈折率の変化で沈んでしまった角度以下の光が届いている(かも?)とか、
蜃気楼的な状況(だるま直前の太陽の下部が膨らんで見える件)で早めに着水(?)している様に見える、とか…?
視直径以外は計算とかそれ以前の材料集めとかが面倒そうですが(^^;;
コメントありがとう御座います。
って、今頃気付きました。(^^ゞすんません。
なるほど、光の光路の歪みですか・・・。
確かにそれは有るかも知れませんね。
なかなか、奥が深くて難しいです。ガンバリマス( ̄^ ̄)ゞ