05 26 2001 58,686 km
風まかせ

標高 1282 m と表示されていますね。
 このところ降り続いていた雨もひと休みの様だし、下界は蒸し暑いし、確かめておきたい事もあるし、って事で久しぶりに、四国カルスト高原へ上がってみる事にしました。例によって、いつも唐突ですけど (^^)

 目的地は、 姫鶴荘コテージ。念の為に位置を確認して、出発前に GPS III plus に位置を入力しておきます。.........で、GPS III plus の GOTO 機能を ON にすると、..............なんと、目的地は、自宅から直線距離で、たったの 35 km との事。

 で、これを見てしまうと、 わざと遠回りをしたくなる のが私の習性なのです。尤もそんな事をしなくても、実際には結構遠いのですが............

 結局、遠回りルートからもはずれてしまい、思いっきり迷った(≒楽しんだ :-)挙げ句、に四国カルストに登ってきました。道に迷った所為で当初の予定とは少々違って、西側からアプローチする(内子、五十崎(いかざき)経由で国道197号線から県道36号線へ)事になったので、結構遠くから東にカルスト高原を見ながらの行程になりました。

 目的地に近付くにつれ、遥か彼方の山頂付近にタンポポの棉帽子の様な物がつっ立っているのが見えるのですが、その棉帽子が、見る度に、大きくなったり小さくなったりしているように見えるのです。
 何度か目をこすりながら(嘘)、見え方が見る度に変わってしまうので、「あぁあぁ、とうとう目もかすんできちまったかぁ。年はとりたかねぇやなぁ.....」なんてなことをつぶやきながら、姫鶴荘へと向かったのです。西側から四国カルストにアプローチするとわかりますが、高原直前は一旦、谷を渡るので先が見えなくなります。
で、姫鶴荘付近に出た時に、その「タンポポの棉帽子」に見えたのが、風力発電の風車であるというのが、いきなりカミングアウトするわけです。

 それにしても、でかいです。
 はっきし言って、ベラボーです。
 景観にそぐわないです。景色は、ぶちこわしです。
 それに、結構なんじゃかんじゃでうるさいです。

 建設されたのは、1999年12月だそうです。どうりで、これを見るのは初めてなわけです。この建造物の支柱の高さは 60 〜 70 m で、プロペラ(ローターといいます)の直径は、48 m とのこと。これ一基で 600 kw の電気を作れるんじゃそーな。
四国カルスト姫鶴荘付近はちょうど県境に位置していて、カメラを構えて撮っている所は愛媛県ですが、風車のあるのは高知県の梼原町です。勿論、建てたのも高知県梼原町とのこと。まぁ、景色と静寂をぶちこわしにした罪は重いが、エネルギー源としてはクリーンなので、今回はチャラにしといてやるか。

 そういや、愛媛県にも風力発電の風車があったよなぁ.......

Back    HOME   Next