CMOS Image Sensor Cleaning for Panasonic GH2


ウチにやってきて早くもSDカード上には、191_PANA というフォルダを作っているPanasonic GH2。100_Pana から始まって、1000枚撮影毎に101、102、と通し番号が増えるので、おおよそ 91 x 1000 = 91000 枚ほど撮影したことになる。
最初は 14-140mm のキットレンズだけだったが、今は 8mm Fisheye から 100-300mm のズームなどレンズ本数も増え、レンズ交換の頻度も上がっている。
 
となると、当然、CMOSのゴミはどうなってるの?
 
って事になるわけです。
 
実は先日「太陽」を撮ったとき、太陽に灰色のスポットが映り込んでいて、最初CMOSのゴミかと思い違いをしたんだけど、実はそれは「黒点(Sunspot)」だったというオチで、一件落着かに思えたのだけど、実は、それ以外にちゃんと?wゴミも写っておられました!w (^-^;
 
っつうことで、恒例のゴミ確認をば。
 
なるべく点光源にしてゴミさんの影をクッキリ目立たせるために、レンズの絞りは一番絞ってf22。なにか均一な光源、てことでライトボックスかLCDに真っ白を表示させといて、フォーカスは∞にしてピンボケに。で、一枚撮るヨロシ。

 一見、のっぺりした18%グレーみたいですが、クリックして拡大すると、左上とかにボンヤリ灰色のスポットがいくつかあります。
 
この映像、ヒストグラムで見ると輝度レンジが極めて狭いので、ゴミを見やすくするために輝度レンジを目一杯に広げてみましょう。

 やり方の詳細は「過去の記事」をみていただくとして、なんだか、見えなくても良いモノまで見えちゃってる雰囲気ですが、このなんだか丸いゴミ達は本来は写ってはいけないモノ達であることは間違いなさそうです。
 
イヤなモノを見ちゃいましたね(´д`)。
 
実際に映り込むのは、左上の数個、それも、かなり絞り込んだ状態の時だけなのですが、それでも、こんなにゴミが付いてると思ったら撮影意欲下がりますよね。
 
さらに悪いことに、パナソニックはセンサークリーニングのサービスは有りません。
 
そのためか、このGH2はCMOSの前面のローパスフィルタ(LPF)は剥き出しになっておらず、さらにその前にスーパーソニックウエーブフィルタというフィルタが付いてます。


 とまぁ、こんな具合に、超音波振動50000Hzで振動して、ゴミを振り落とそうという企みなのです。
 
カメラの電源のON、OFFの時に作動するようで、実際耳を当ててみると小さく「カシッ」って言ってますw。
 
でも、それでも、結局落ちないゴミがあるわけで・・・w
 
で、やっぱりクリーニングが必要なわけで・・・・w
 
でも、メーカーではやらないらしいし・・・w

しかも、ここは、四国だしw


 てことで、自分でやってみる事に。
 
で、先ずは現場検証w。
 
ありゃぁ~~、こりゃ酷い。
 
でも予想に反して、目視可能な立体物ですね。
スポットの出来方から、てっきりシャッタから飛び散った油かとおもったのですが、どうやらスーパーソニックウエーブフィルタというフィルタが間に入るので、ゴミの影が少しボケるのかもしれませんね。
 
取り敢えず、基本である(らしい)ブロワーで吹いてみましょう。

 で、これがその結果。
 
元有ったところのゴミは無くなりました。が、別の所にゴミが映り込んでます。
てことは、移動しただけ?あるいは新しく吹き付けてしまった? w (o゜▽゜)o
 
まぁ、ブロアだけだと、良くある話ではありますが・・・・w (え?オレだけ?w)
 
ってことで、次逝ってみよ~!


 と、言うわけなんだけど、ブロアと違って、ここから先は、いわゆる invasive、つまりセンサ周りに物理的に接触する方法になるので、慎重に、っていうか、自己責任で、ということになりますので、よい子は真似しないように!
 
ゴミ取りには、スタンプ式、クリーニング液をつかう湿式(ニコン式?)などがあるんだけど、パナのいう「スーパーソニックウエーブフィルタ」がどれを推奨しているのか、ちょこっとググった限りでは情報がなかったので、まぁ、ちょっとだけ・・・ということで、先ずは、スタンプ式をやってみる事に。
 
スタンプもCanon製のちょっと大ぶりなヤツや、Pentaxの小さめのなど色々あるみたいだけど、今日は舐めたら甘そうで小さめのPentaxで。 
 
息を殺して、そ~っと乗せて、ちょっとだけ押さえて・・・
 
Canonが押さえる圧力は100gとか言ってたので、今回は気持ち的には20g で・・・o(^-^)
 
一通り押さえてはスポットを確認し、確認しては押さえて・・・を数回繰り返し・・・・


 で、結構綺麗になっちゃいました。
 
もう、これでOK。
 
ていうか、こういうのは深追い厳禁とココロエヨ! ってことで完了!できあがり!
 

パナのいう、スーパーソニックウエーブフィルタというフィルタが壊れてないことを祈るばかりですが、すっきりゴミが無くなって、撮影モチベーションも保たれ、画質も新品同様にもどった事であろうと思います。
 
まさか、AFの精度が落ちたりはしてないですよね??? 

 今回使ってみて、うまくいったのが、これ。
 
ペンタックス純正 ゴムスタンプ式センサークリーニングキット
O-ICK1
 
あくまでも、自己責任で、ってことでお願いします(*^ー゜)