1999 10 18 EPO

これは、いわゆるディナーショーではない(らしい)。

あくまでも「トーク & ライブ」なのだそうである。
しかも、ある酒造会社の授賞記念イベントなので、始めからシャンシャンな客とそれを盛り上げるための色物を務める「唄姫」といった趣があった。
EPOさん自身からも、「今日は宴会なんだからね」という一言が端的にその数時間のその場の性格を言い表していた。
故に、EPOさんも、少々最初のMCの段階で少々呑んでいたのであった。し、それはそれで、自然な成行きと思われた。
かくして、『宴会』は始まったのであった。

生のクラシック・ギター(この、プレーヤー『ササゴ・シゲハルさん』の演奏テクニックも絶品だが)の表現力にも圧倒された。しかしそれにも増して、EPOのプロ根性が小気味よかった。
やはり、彼女は本物だと再認識した。ドラマーである私の心配など余所に、二人しかいないステージ上から、きちんとリズムセクションの息吹を感じさせてくれたし、それ以上に声に包容力を感じたし、感性の違う客の各層に最大限の興味を引かせるようにクレバーな構成をしていたし、やっぱ、プロですねぇ。
貴方は、きちんと営業できる歌手です。

それに、何より自分の声に惚れていますものね.........プロはそうでなくっちゃね。
EPO ♪『音楽のような風』(3'40")28.8kbp-st
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