ぱんまめ

この、ぱんまめというものは、新居浜に特徴的な料理というのには、ちょっと当てはまらないかもしれない。
おそらく日本全国どこにでもある『米菓子(パットライス)』の事をぱんまめと呼ぶからだ。
新居浜人がさも当然の様にぱんまめと呼んでいるそれは、新居浜以外ではそれこそ様々な呼称が有るようである。

なお、写真の看板は、愛媛県西条市での撮影です。

【パットライス≒ぱんまめ、その呼称に関する話題・中間報告1】 
【1】新居浜文化圏=「ぱんまめ」 これは、異論のない所と思われます。新居浜組は口をそろえて、 「ぱんまめ」です。しかも、その呼称には、根拠のない自信と 賛美の姿勢すら見られます。いいねぇ。
【2】西条文化圏=「とんまめ」 やや控え目な分布域が提示されたあと、もっと広い西条管内で の一般的な呼称である可能性を示唆されました。
【3】その他の報告
▲「ポン菓子」という呼び名も徳島地方にはあるようです。
▲山口県の宇部にも同じようなものがあって、「ぽんぽん菓子」って言っ たそうです。
▲京都は「ぽんぽん菓子」の方で呼んでいたような気 がします。
▲愛媛県壬生川(にゅうがわ)地方では、お袋が「ポン」と呼んでいたのだけは覚えています。
▲大阪南部では「ポン」と 呼んでいたそうです。
【情景に関する記述もしくは記憶】
●大多数の目撃者、経験者らの記憶に基づけば、その食物を作る材料は、米 と、砂糖のみである。ただし、それとは別に製造に携わる人に、十円以上の代価の支払いを要する。
●が、その食物を作る材料は、米 と、砂糖のみであるにもかかわらず、不思議な事に、何故か、紅色などの色付のものが交じる。作り手のオ ヤジが混ぜているのかは不明。
●さらに、硬貨大のセンベイ様のものも入ることが多い。これも理由、由来 は不明。
●製造する為の道具は、黒く斜め上方を向く大砲にそっくりに見える。
●それは、リアカーにのって何処からともなくやってくる。 しかも大抵、広場にやってくる。
●それは、大音声(だいおんじょう)を発して生まれる。 その音を擬して、「ぱん」あるいは、「ぽん」「とん」という擬音語をその名前の一 部と成っているが、聞こえ方は結構てんでんばらばらである。

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