Reasons for Choosing BMW K100.
Inline 4 私は昔からバイクのエンジンに関してある拘りがあった。いや、それは、拘りというより、願望と言うべきものなのだが、それは、「直列4気筒が欲しい」というものであった。
「他愛ない」とえいばそれまでなのだが、どういう訳か今まで乗り継いで来たバイクは単気筒4サイクル、直列2気筒2サイクル、単気筒2サイクル等々、いわゆる Inline 4 には巡り合っていないのだ。
いつも「取り敢えずこれでいいや」とか、「格安だから」といった軟弱なスタンスで手近なバイクを選んでいたので、結果としてそうなってしまったようである。
今回は、ちょっと我儘を通す事にして、まず、『エンジンは直4』とする事に決めた。
原体験 昔々、私はとある車窓から一台の赤いバイクを目撃した。
落ち着いたワインレッドのそのハーフカウルの車体からは、黒いエンジンが見えていた。が、その様子は普通のバイクとはどうも違う。リアの駆動系も「ん?どうなっとんの?チェーンがない?」。そして、間近で見たとき、「BMW」のエンブレムが....。そうなのだ。そのバイクはBMW・K75sだったのだ。
その時は、ただ、「ふぅ〜ん。変わった構成のバイクなんだなぁ。直列3気筒かぁ」と思っただけで、特に欲しいとは思わなかった。第一、そんな高価な外国製のバイクは買える訳がないと思った。そして、BMWのバイクの存在そのものも私の意識からは薄れていった。

Harley-Davidson 私はよく「ハーレーが似合う」と言われる。
が、ハーレーに乗っている訳ではない。私の醸し出す雰囲気がどうも「ハーレー」に合うと感じる人が多いようなのだ。
私も、なんとなく「いつかはクラウン」じゃなくて、「いつかはハーレー」と思っていた。ただ、なんとなくである。
確かにハーレーは古い歴史もあり、最も高価で、強烈に個性のあるバイクで、とっても魅力的である。いつかはオーナーになりたいと思っている。
でも、エンジンはVツイン4ストなのだ。今回の次の一台という事にはならなかった。次の次かな?
BMW K100? 直4のリッターバイクを色々探しているうちにとあるバイクショップでBMWと出会った。
BMWのバイクとは久しぶりの再会の様な気がした。そのバイクは、K100RT。走行14000km、価格50万台と表示された中古車だった。
BMWのバイクは始めっから眼中になかった私にしてみれば、これなら手が届く価格レンジだと思えた。そこで、BMWのバイクの中古市場の相場を本やインターネットで調べてみた。すると.....
BMWのKシリーズの日本での中古相場は思いの他リーズナブルで価格レンジも広い
BMWの中古バイクにも、認定中古車というものがありメーカー保証が受けられる
BMWのバイク、特にKシリーズはとても堅牢で、軽く10万キロ以上は走れる
BMWのバイクは希少...なので目立つ (^^;
ということで、手頃な値段のK100シリーズの中古を探す事にした。
Blue Panther BMWのバイクの事を調べていくうちに、認定中古車は、BMWの正規ディーラーで扱っている事。また、BMWのバイクは高度にコンピュータ制御されているので、その異常を診断するのには専用のコンピュータが必要な事や、BMW専用のスペシャルツールが必要な事などが解った。つまり何処でもメンテナンスできるという代物では無いようなのである。
では、私の住む四国は愛媛県では何処が該当するのであろうか?
そもそも四国には正規ディーラーは2つしかなく、その一つである『ブルーパンサー・重松』は、愛媛県砥部町にあるとのこと。

なに?あのバイクショップがあの有名な「ブルーパンサー」だったの?

私にとってブルーパンサーと言えば、「ハーレーのレース屋さん」というイメージが強い。また、ハーレーのレース界では日本国内は元より、世界チャンピオンになった重松健さんや、重松社長などの居るバイクショップであり、全国区の知名度のショップで私の様な素人なんぞが出入り出来る所ではないと思っていた。
でも、BMWを手に入れるためである。勇気をふりしぼって(大袈裟か?)店に入ってみた。
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