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オートバイで北海道を走る
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北海道ツーレポ1999 & Tips(改訂版)●トンプ〜たにぐち 


●はじめに...

ぬけるような青空にぽっかりと浮かぶ白い雲。地平線に向けてどこまでもまっすぐに続く道。

見渡すかぎりの畑や牧草地が広がる景色の中を走っているうちに,ついヘルメットの中でお気に入りのメロディを口ずさんでしまったり...。

町を後にすると信号機はぱったりと見かけなくなり,さらに国道からそれてしまえば,生活を背負ったトラック達ともおさらばである。

あとは右手と気分のおもむくまま。

ワインディングロードでオートバイを倒し込んでやれば,遠心力を敵に回すクルマでは決して味わえない楽しみが待っているし,峠を越えた途端に空気が変わったことを感じられるのもオートバイだけがもっている魅力。

ヘルメットとライディングウェアに身を包んでいても,畑や牧草地,森林,潮風,温泉,そして雨の香りさえも,たたみかけるように感覚を刺激してくる心地よさ。

明日から14回で,1999年7月1日深夜新潟発,7月7日夕方十勝発という短い時間のなかで感じた北海道ツアーのエッセンスをお届けします。

最後まで楽しんでいただけることを祈りつつ,明日は新潟港フェリーターミナルに向けて出発です。

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大雪山の懐にて。抜けるような青空と雪渓の白,木々の緑のコントラストが最高です。
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jtn@tama.or.jp